求人への応募、そして面接の重要なポイント、そして就活に欠かせないのが「自己分析」です。
自己分析の役目
レジュメの作成や面接で自信を持って受け答えるには、自分自身をしっかり知ることが大切です。自己分析を行うことで、自分の軸を見つけ、なぜその企業にとって自分は採用すべき人材なのか、といった自分のセールスポイントが何かを探ります。特に現在学生で、職務経験のない方の場合、卒業後の自分はどこにいて、何をやっているか全く想像がつかない、何をしたいのかもまだ分からない。。。考えれば考えるほど焦りだけが募り、余計に身動きが取れなくなる方が多くいます。漠然と考えているだけでは行き詰ってしまいますので、まずは先のことを考える前にちょっと後ろを振り返ってみてください。すでに歩んできた人生からヒントを得ることができることもあります。「自分」と改めて向き合ってみると意外な発見があったりします。「就職活動の基礎は自己分析から」とよく言われますが、それは何も就職活動に限ったことではなく、見えない将来と向き合うときの基本となります。 |
まずは過去の自分からひも解いてみよう
最初に、今までの人生を振り返り、経験を整理してみてください。幼少の頃までさかのぼり、今の自分にどうたどり着いたのかを考えてみてください。様々な経験を通じて今の性格、価値観、人柄がどのように形成されてきたのかが見えてくると思います。
経験を整理する方法は人それぞれ、様々なやり方があるのでどの様な方法でも構いませんが、例えば自分の年表を作ってみてもいいと思います。幼稚園の頃から小学生、中学生、高校生そして大学生とその時々に経験した嬉しかったこと、悔しかったこと、楽しかったこと、辛かったこと全て洗い出してみましょう。また、家族構成や家族関係など、自分をとりまく環境や事実、そこから形成されてきた自らの性格も把握してみましょう。併せて、自分の興味やこだわりのきっかけになった経験を思い起こしてみてください。どんなに些細なことでも構いません。
例1)
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振り返ると新たな発見。具体的に書き出す。
このようにいくつか経験を振り返ったら「なぜ好きだったのか」「どうして興味が沸いたのか」「得意だった理由は何だったのか」を常に考えるようにしてみてください。また洗い出すことで自分の強み(長所)や弱み(短所)も見えてきます。ここまで洗い出し、具体的に書き出すのは、自分らしい意気込みを実際に就職活動の場できちんと伝えられるようになるための練習です。
企業に「やる気は120%あります!」「大変興味を持っています」「これは人に負けないくらい得意です」と言ったところで相手は自分のことを知らないのですから、どれくらい「やる気」があるのか、誰と比べて「負けない」くらい得意なのか、分かってもらえません。自分の熱意や真剣さを分かってもらうには裏づけとなる過去のエピソードや思わずその光景が目に浮かぶようなストーリーを選んで話すことが大切です。幼時の時の出来事がきっかけであったとしてもできるだけエピソードは最近の出来事を話すとより説得力があります。
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