海外大生はどのような職業観をもっているのだろうか。
同対象に理想の働き方に関してたずねた。その中から特徴的な3つを紹介したい。
「個人に大きな裁量がある仕事をしたい」と考える留学生は6割強に上り(68.2%)、「決められた範囲の仕事をしたい」(31.8%)を大きく上回った。異国の環境下で様々な課題と向き会い、常に自ら問題解決をしてきた経験から、若いうちから大きな仕事を任されたいと考える留学生が多いのだろう。
働く場所について尋ねたところ、「海外で働きたい」(70.5%)が多数派で、「国内で働きたい」は約3割(29.6%)。日本国内にとどまらず、留学経験を活かしてグローバルに活躍したいと考える学生が多いことが読み取れる。
仕事の捉え方も、6割強(66.7%)が「仕事は自分の夢を叶える手段」と答えている。彼らにとって、仕事は安定した基盤を作るためではなく、スキルアップや更なる経験を積み、夢をかなえるためのものという大きな視点で仕事に取り組んでいるものである。
上記のような職業観が、人気企業ランキングにも色濃く反映されている。
調査期間:2020年8月12日~10月21日
調査方法: 就職情報サイト「CFN」会員のうち、2020年9月~2022年8月までに海外大学・大学院を卒業、または卒業予定の日英バイリンガルの学生を対象にオンラインで実施。各回答者に最大5社まで企業名を挙げてもらい、1位:50ポイント、2位:40ポイント、3位30ポイント、4位20ポイント、5位10ポイントとして換算。
有効回答数:715名
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